2009年04月28日
梅酒の作り方 日本酒
日本酒で梅酒が作れます。
梅酒の作り方 日本酒編です。
日本酒のようにアルコール分が弱い酒類は梅酒のような果実酒には向いていないと思われがちです。
でもやってみるとそんなこともないです。
これほんとのほんとの話しなのですよ。
2004年頃から梅酒を造るための製造免許を日本酒の蔵元さんも取りはじめました。
蔵元における日本酒梅酒のブームがはじまったのです。
美味しいのができるからなのですねえ。
日本酒で梅酒を作るための方法を伝授しましょう。
梅1kg + 日本酒1.8L + 氷砂糖(0g~1kg)おすすめは500g
はい、ずばり基本的な梅酒はこのようにできます。
糖分を変えて、辛口にすると甘口にするか、御自身のお好みによります。
糖分を多く入れますと、できあがりも早いです。
上の割合で1kgも入れれば、早くて1ヶ月で飲むことが出来ます。
500gでも3ヶ月で飲むことができるでしょう。
入れない場合は、出来上がりまでに1年はかけてください。
酸味の効いたさっぱり系の梅酒ができあがりますよ。
一般的に焼酎よりも日本酒で漬けた方が梅酒は早く出来上ります。
私は個人的な好みとして、梅は漬けたら3ヶ月から遅くとも1年以内には瓶から取り出した方がいいと思います。
どうしてなんでしょう。
実際に漬けて、漬け具合をみてもらうといいです。
マリモのようにかわいがって完成させて下さい。
●梅酒用の日本酒と聞いて、きっとこんなことを心配されるでしょう
「焼酎と違ってアルコール度が低いけど大丈夫か?」
そうですねえ、確かに心配でしょう。100%安心とは言い切れません。
しかし、すでに600本以上販売していますが、腐ってしまったという声はいただいておりません。
丸河屋酒店で梅酒用日本酒として販売しているお酒についてはそれが現実であります。
「他の日本酒でも梅酒は作れるのか?」
それはできますよ。
ただし出来た梅酒も嗜好品ということをお忘れなく。
古くていらない日本酒があるから梅酒にしようということはしない方がいいでしょう。
日本酒の欠点が梅酒になった場合に強調されることもあります。
またアルコール度についてもどうなるのかは、私からは言えません。
●梅酒用の日本酒で梅酒を作るポイント・・・次のことをお願いします
1. 梅を選別する。
傷のある梅、柔らかくやっている梅、茶色になっている梅は避ける。
2. 梅はよく洗う。
汚れと雑菌は落としたい。へたも取ろう。
3. 梅の実に穴を開けない。
にごりの原因になります。意図的にそうする場合は別としてですが。
にごりは雑味に通じやすいし、腐敗の心配にもつながります。
4. 三ヶ月~半年経ったら、梅の実を取り出す。
日本酒梅酒の長所として、早く出来上ることがあります。
上でも書きましたが、早ければ一ヶ月、遅くとも半年では飲み頃に達します。
ここで梅の実を取り出して下さい。
これ以上梅の実を入れておくメリットはなく、デメリットだけが生じます。
雑味が増えてきます。
そして、取り出した梅の実を食べてみましょう。
信じられないくらいに美味しいです。そのままいけます。
焼酎で漬けた梅の実ではこうは美味しくはなりませんよ。
●梅酒用に向く日本酒とは?
フルーティーな吟醸酒で漬けますと、お酒の果実的な香味と梅とバッティングすることがあります。
必ずしも美味しい梅酒となるとは言えません。私としては、おすすめできません。
米風味豊かなコクのある純米酒で漬けますと、お酒の原料であるお米の風味と梅のフルーティーさと共存します。
嗜好的な問題ですから、何とも言えませんが、梅酒らしい爽やかさには欠けてしまう要素と思われます。
古くなってしまって飲むにはどうもなあ、でも捨てるにはもったいないから、梅酒でも作ろうか。
このようなお酒はキノコを思わせる独特の風味(老ね)があります。あまり好まれない香味です。
梅酒にした時には、より一層この風味が目立ちます。とてもおすすめできません。
では、どんな日本酒がいいのでありましょうか?
それはこの梅酒用日本酒のように、目立った個性がなく、すっきりしているタイプであります。
自己主張せずに、出会った相手を持ち上げる。
つまり梅の個性を良く出してくれて、さわやかで癖のない美味しい梅酒ができあがります。
丸河屋酒店で通信販売もしています。
●梅酒用の日本酒のアルコール度
梅をアルコールにつければ何でも梅酒になります。
焼酎の甲類が昔から主流です。
ここにきてこの焼酎甲類ではなく、他のアルコールで漬けたいという方が激増しています。
理屈と現実ではみりんでも出来ますし、ウィスキーにブランデーでも、白ワインでも赤ワインでも梅酒はできます。
ただし、私ども酒屋として梅酒用に公として販売するとなると、
酒税法の規制を受けます。どの日本酒でもいいですよとは言いにくいのです。
酒税法でアルコール20゜以上の酒類に限るとなっています。
20゜あると糖分を入れても再醗酵の心配がなくなります。
醗酵を目的としなくても、醗酵してアルコールができると自家醸造となります。
酒税の関係で日本では自家醸造できませんので、そのことは免許のある酒屋として、一言付け加えさせてもらいました。
●梅酒の作り方 日本酒で特に注意したいのは、次の2つです。
1.梅酒を作るときの日本酒は飲んで美味しいのを使いましょう。
2.梅の実は長い間漬けておかない。1年以内に出しましょう。
東京新聞と中日新聞に登場しました。
梅酒の作り方 日本酒編です。
日本酒のようにアルコール分が弱い酒類は梅酒のような果実酒には向いていないと思われがちです。
でもやってみるとそんなこともないです。
これほんとのほんとの話しなのですよ。
2004年頃から梅酒を造るための製造免許を日本酒の蔵元さんも取りはじめました。
蔵元における日本酒梅酒のブームがはじまったのです。
美味しいのができるからなのですねえ。
日本酒で梅酒を作るための方法を伝授しましょう。
梅1kg + 日本酒1.8L + 氷砂糖(0g~1kg)おすすめは500g
はい、ずばり基本的な梅酒はこのようにできます。
糖分を変えて、辛口にすると甘口にするか、御自身のお好みによります。
糖分を多く入れますと、できあがりも早いです。
上の割合で1kgも入れれば、早くて1ヶ月で飲むことが出来ます。
500gでも3ヶ月で飲むことができるでしょう。
入れない場合は、出来上がりまでに1年はかけてください。
酸味の効いたさっぱり系の梅酒ができあがりますよ。
一般的に焼酎よりも日本酒で漬けた方が梅酒は早く出来上ります。
私は個人的な好みとして、梅は漬けたら3ヶ月から遅くとも1年以内には瓶から取り出した方がいいと思います。
どうしてなんでしょう。
実際に漬けて、漬け具合をみてもらうといいです。
マリモのようにかわいがって完成させて下さい。
●梅酒用の日本酒と聞いて、きっとこんなことを心配されるでしょう
「焼酎と違ってアルコール度が低いけど大丈夫か?」
そうですねえ、確かに心配でしょう。100%安心とは言い切れません。
しかし、すでに600本以上販売していますが、腐ってしまったという声はいただいておりません。
丸河屋酒店で梅酒用日本酒として販売しているお酒についてはそれが現実であります。
「他の日本酒でも梅酒は作れるのか?」
それはできますよ。
ただし出来た梅酒も嗜好品ということをお忘れなく。
古くていらない日本酒があるから梅酒にしようということはしない方がいいでしょう。
日本酒の欠点が梅酒になった場合に強調されることもあります。
またアルコール度についてもどうなるのかは、私からは言えません。
●梅酒用の日本酒で梅酒を作るポイント・・・次のことをお願いします
1. 梅を選別する。
傷のある梅、柔らかくやっている梅、茶色になっている梅は避ける。
2. 梅はよく洗う。
汚れと雑菌は落としたい。へたも取ろう。
3. 梅の実に穴を開けない。
にごりの原因になります。意図的にそうする場合は別としてですが。
にごりは雑味に通じやすいし、腐敗の心配にもつながります。
4. 三ヶ月~半年経ったら、梅の実を取り出す。
日本酒梅酒の長所として、早く出来上ることがあります。
上でも書きましたが、早ければ一ヶ月、遅くとも半年では飲み頃に達します。
ここで梅の実を取り出して下さい。
これ以上梅の実を入れておくメリットはなく、デメリットだけが生じます。
雑味が増えてきます。
そして、取り出した梅の実を食べてみましょう。
信じられないくらいに美味しいです。そのままいけます。
焼酎で漬けた梅の実ではこうは美味しくはなりませんよ。
●梅酒用に向く日本酒とは?
フルーティーな吟醸酒で漬けますと、お酒の果実的な香味と梅とバッティングすることがあります。
必ずしも美味しい梅酒となるとは言えません。私としては、おすすめできません。
米風味豊かなコクのある純米酒で漬けますと、お酒の原料であるお米の風味と梅のフルーティーさと共存します。
嗜好的な問題ですから、何とも言えませんが、梅酒らしい爽やかさには欠けてしまう要素と思われます。
古くなってしまって飲むにはどうもなあ、でも捨てるにはもったいないから、梅酒でも作ろうか。
このようなお酒はキノコを思わせる独特の風味(老ね)があります。あまり好まれない香味です。
梅酒にした時には、より一層この風味が目立ちます。とてもおすすめできません。
では、どんな日本酒がいいのでありましょうか?
それはこの梅酒用日本酒のように、目立った個性がなく、すっきりしているタイプであります。
自己主張せずに、出会った相手を持ち上げる。
つまり梅の個性を良く出してくれて、さわやかで癖のない美味しい梅酒ができあがります。
丸河屋酒店で通信販売もしています。
●梅酒用の日本酒のアルコール度
梅をアルコールにつければ何でも梅酒になります。
焼酎の甲類が昔から主流です。
ここにきてこの焼酎甲類ではなく、他のアルコールで漬けたいという方が激増しています。
理屈と現実ではみりんでも出来ますし、ウィスキーにブランデーでも、白ワインでも赤ワインでも梅酒はできます。
ただし、私ども酒屋として梅酒用に公として販売するとなると、
酒税法の規制を受けます。どの日本酒でもいいですよとは言いにくいのです。
酒税法でアルコール20゜以上の酒類に限るとなっています。
20゜あると糖分を入れても再醗酵の心配がなくなります。
醗酵を目的としなくても、醗酵してアルコールができると自家醸造となります。
酒税の関係で日本では自家醸造できませんので、そのことは免許のある酒屋として、一言付け加えさせてもらいました。
●梅酒の作り方 日本酒で特に注意したいのは、次の2つです。
1.梅酒を作るときの日本酒は飲んで美味しいのを使いましょう。
2.梅の実は長い間漬けておかない。1年以内に出しましょう。
東京新聞と中日新聞に登場しました。
Posted by 丸河屋酒店 at 14:15│Comments(0)
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