丸河屋酒店から喜び一杯

　日経MJに甲乙混和焼酎ベスト10が載っていました。

　甲乙混和焼酎って何？

　そう思いますよね。
　全然知られていないのではないでしょうか。

　焼酎甲類に乙類が5%以上、50％未満ブレンドしたのが甲乙混和焼酎であります。

　そんなことを言っているより、実際の商品名を見れば、すぐにおわかりになりましょう。


　甲乙混和焼酎ベスト10

　1位　かのか（麦）　アサヒビール
　2位　むぎのか　まろやか（麦）　サントリー
　3位　麦小路（麦）　宝酒造
　4位　芋盛り（芋）　合同酒精
　5位　むぎのか　すっきり（麦）　サントリー
　6位　麦盛り（麦）　合同酒精
　7位　こめ焼酎かのか（米）　アサヒビール
　8位　芋焼酎かのか（芋）　アサヒビール
　9位　たんたかたん（シソ）　合同酒精
　10位　はなうた（麦）　サントリー

　いずれも酒造と言う感じよりも、アルコール製造業の大手であります。


　1位の「かのか」は1993年に発売されました。
　造ったのは現：協和発酵キリン社であります。

　キリンビール系の協和発酵が造ったのをアサヒビールが引き継ぎヒットさせる。
　皮肉っぽいですね。

　「かのか」は発売以来15年間、売り上げが前年比を越えています。
　しかも14年間2ケタの成長だそうで、
　これは営業努力もありましょうが、
　やはり内容がいいのではないでしょうか。

　「かのか」の芋は事故米使用により、回収騒ぎもありました。

　「かのか」の名が傷ついたこともあったでしょうが、
　そんなこともものともせずに、成長を遂げている。

　素晴らしいことですね。

　甲乙混和焼酎は低価格な本格焼酎ともいえそうではありましょうが、
　酒類低迷の時期にあって、成長しているのは頼もしい限りであります。