2009年05月26日

コカコーラで骨が溶けるのか?

 キリンビールからコーラショックが発売される2009年の夏。
 コーラ系の飲料が流行すかもしれません。

 コーラって爽やかテイスティーでしょ。 I feel coke.

 ところで、コーラにまつわる話ですが、

 コーラを飲むと骨が溶ける


 こんな話を聞いたことがありますよね。

 これは酸によるだっかいのことです。

 もしかして、今でもそう思っている方もいるかもしれません。icon23

 だっかいは、骨が溶けることです。


 骨は酸で溶けます。
 コーラには酸が入っています。

 が、コーラだけの特性でしょうか?

 いいえ、違います。

 それは酸の特性です。


 コーラを飲んでも骨は溶けません。


 レモンであろうが、みかんであろうが、酸っぱい物の中に直接骨を入れておけば溶けてきます。

 酸、つまり水素に関係しています。

 しかし、酸の濃度が重要ですね。


 レモンを食べると骨が溶けちゃうよと聞かないでしょ?

 レモンとコーラとどっちが酸っぱいか?

 それを考えれば、わかると思います。


 したがって、コーラが悪い。
 コーラを飲むと骨が溶ける。

 これらは嫌がらせの何ものでもない。

 そういう講義も受けたことがありました。
 今から27年前、昭和57年でした。


 ”コーラを飲むと骨が溶けると”言い始めたのは学者です。

 コカコーラは何から作ってあるのか研究したそうです。
 コカコーラの大部分の要素は突き止めましたが、あとどうしてもわからないものがありました。

 それはコカコーラの香りです。
 2つくらいが判明できなかったそうです。

 そして、コカコーラ社に聞いても、教えてくれません。
 企業秘密ってやつです。

 そこで、コカコーラの中にある酸のだっかいの特性を利用し、
 ”骨が溶けるから危ない飲料だ”
 ”危なくないのならば、全組成を発表しろ”と迫ったのであります。



 つまり、学者が香料を知りたいがゆえに、企業秘密も公開と迫る、
 そのための理由として、酸のだっかいを使ったということです。


 今ではコカコーラ社は何から作ってあるかは発表されています。

 しかし、きっと真似はできないでしょうね。

 何にしても、秘密があるってことはしょうがないです。


 コーラはコカインを使って作っていた特別な薬品的な飲料が原点。

 いわくつき。

 ミステリアスな飲料でありますね。

 それも美味しさのひとつです。


 私は酒販店ですから、ワインを試飲することもあります。

 試飲会では、数百種類のワインを口にします。
 きき酒ですから、飲み込みませんが、口の中はワインの酸の影響を受けます。

 歯の付け根が歯磨きの時にひりひり痛むようになります。

 これこそワインの酸のだっかいです。

 悪い言い方をすれば、ワインで骨がと溶けるとなりましょう。

 ですが、現実として、数時間もワインを口に入れっぱなしにすることがありましょうか?

 数時間ワインを口に入れては出し、また入れては出し、繰り返すのは、生活ではなく、仕事。

 酒屋という職業の特性であります。

 決してワインで骨が溶けるとはならないでしょう。

 コーラも同じくであります。
 コーラよりも一般的なワインの方が酸がたくさん入っています。



Posted by 丸河屋酒店 at 08:30│Comments(2)
この記事へのコメント
>コーラはコカインを使って作っていた特別な薬品的な飲料が原点。

まだこんな都市伝説信じてる人がいるのですね。
Posted by コーラ好き at 2009年05月30日 00:06
 >コーラ好きさん、

 都市伝説かどうかは、わかりませんが、
 そういう話をする方は多いです。
Posted by 丸河屋酒店丸河屋酒店 at 2009年05月30日 08:26
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コカコーラで骨が溶けるのか?
    コメント(2)