2009年01月09日

白隠正宗少汲水純米酒

 沼津の白隠正宗から届いた1本の小瓶。
白隠正宗少汲水純米酒
 説明書のついたサンプルであります。
 その名を白隠正宗少汲水純米酒と申します。
 (はくいんまさむねしょうくみみずじゅんまいしゅ)

 日本酒は水と米麹と蒸米を仕込んでいきます。
 この時の水の入れ具合を少なくしたのが、この少汲水純米酒です。

 どのくらい少なくしたか。
 それは昔のお酒くらいだそうです。
 現代の製造方法の74%くらいの水容量。

 どうなるのか? ・・・ 味が濃いわけです。

 水が多ければ薄まりますから、おわかりいただけると思います。

 この味の濃いお酒はいったいどんな風に飲んだらよいのでしょう。
 その提案をするのが酒販店の役目。

 続いて、その提案がどのくらい受け入れられるかでも
 販売量が左右されるでしょう。

 私はピンときました!
白隠正宗少汲水純米酒

 きっとこのお酒は漬物にあう!

 そこで一般的に合うであろうと思われる「山かけ」と「カブの漬物」をこのお酒とあわせました。

 山かけはマグロのトロに、摺った山芋を乗せて、わさび醤油でいただきます。
 これこそ日本酒にはピッタリなはず。
 これと同等に渡り合えば、相性は良いとなります。

 結果

 山かけよりも断然あいました!

 白隠正宗の少汲水純米酒とカブの漬物が一体化します。
 あいすぎて、お酒ではなく、水のようになります。

 お酒の個性とカブの漬物の個性が一致。
 一心同体になりました。

 お酒とお料理の相性診断でも、これほどの相性の良さは珍しいです。

 白隠正宗の少汲水純米酒とカブの漬物があるだけで、もう天国です。


 白隠正宗の少汲水純米酒は1.8Lだけの発売みたいです。

 丸河屋に入荷しましたら、またこの場にてお知らせします。



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Posted by 丸河屋酒店 at 13:42│Comments(0)日本酒
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