2009年04月29日

梅酒の作り方 焼酎

 焼酎を使った梅酒の作り方について説明します。

 梅酒を作るときには昔から焼酎を使ってきました。

 焼酎甲類、今では連続式蒸留焼酎とも呼ばれています。
 アルコール35度の焼酎であります。

 焼酎を使う梅酒の作り方の2大ポイントは、梅と糖です。
 梅の良し悪しと糖分量です。


 焼酎甲類は、材料の特徴がそのままダイレクトに出ます。
 梅の良し悪しが出てしまうのです。

 例えば、最良の紀州南紅梅が最高の状態で手に入ったら、
 その良さを梅酒に生かしたいでしょう。

 焼酎甲類はアルコールを除いては、無味無臭のようであります。
 梅が生きます。

 お気に入りの梅が手に入ったら、焼酎甲類の出番です。

 また、アルコールが35度が主流。
 後で飲むことを考えて、糖分量を決めましょう。
 10度くらいで飲むなら3倍に薄めますね。
 ロックで飲むなら、ちょっと薄まるくらいです。


●最も一般的な造り方です。

 青梅1Kg + ホワイトリカー(焼酎甲類35゜)1.8L + 氷砂糖1Kg

・青梅のへたを取ってよく洗い、乾燥させて焼酎に漬ける。
・梅を広口瓶などに入れてから、氷砂糖を入れる。
・6ヶ月経ったら梅の実を出す。
・いつでも飲めます。
・丸河屋酒店としては、まずはこの方法をやってみて今後の参考にしてほしいです。
・ブランデーやはちみつを後から隠し味で足す場合は、この仕込み方があとあと重宝します。
・私のようなランナーは走ったあと、この梅酒をスパークリングワインで割ると、疲れがとれる気がします。

 梅と酒と糖分の関係
 甘口の基本は1:1:1です。
 梅1kg + 酒1.8L + 糖分1kg


●甘過ぎないために。

 青梅1Kg + ホワイトリカー(焼酎甲類35゜)1.8L + 氷砂糖0g~500g

・上の一般的な糖分量では甘過ぎる方が多くなっています。
 氷砂糖の量を減らしましょう。入れないのもいいと思いますし、500gまでなら甘過ぎません。
・梅を瓶から出すタイミングですが、3ヶ月から長くても1年が丸河屋酒店からのお薦めです。
・もったいなくって、出すのを躊躇してしまいがち。
 もちろん、何年も出さずに漬けておくことも、ひとつの方法でしよう。

 梅と酒と糖分の関係
 辛口の基本は3:3:1です。
 梅1kg + 酒1.8L +糖分333g(300g)


●国税庁醸造試験場のおすすめ

 国税庁醸造試験所が監修と編集をした酒類の商品知識という本の中でも
 果実酒造りは紹介されていて、20種類の果実酒の造り方が紹介されています。
 レモンやしょうが、コーヒーまであり、梅酒についてはこう書いてある。

 青梅1Kg + 焼酎甲類35゜1.8L + 氷砂糖400g + あんず50g

・青梅は傷のない粒のそろったものを使う。
・あんずを入れると香り高い梅酒ができる。
・最低3ヶ月以上仕込んだ方がよい。



 上記以外におすすめする梅酒用のお酒は次があります。

梅酒用日本酒

梅酒用秘蔵酒




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Posted by 丸河屋酒店 at 14:18│Comments(0)梅酒
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