2009年06月23日

絶滅危惧酒:忠正大吟醸

 訳あって、忠正の大吟醸を飲んでいます。

 訳とは「きき酒」であります。
 本日のテーマをチェックした後は飲酒となります。
絶滅危惧酒:忠正大吟醸
 飲む前にすべてのお酒はチェックしますが、
 今日は忠正の大吟醸の酒質を確かめました。

 廃業してしまった、忠正の大吟醸を脳裏に焼き付けたいとの思いもあります。

 難しくない「きき酒」なので、ニコニコしながらやりました。
 私が笑顔だったので、長男がパチッと撮ってくれました。

 お酒とお料理の相性や、マッチング、ブラインドでの比較テイスティング
 などは神経を尖らせてやりますから、
 私の周りには誰もいさせません。


 さて、忠正大吟醸はどんなお酒か?


 香りから連想してみます。
 典型的なイソアミル型でもなく、カプロン酸型でもない。
 おとなしくもなく、派手でもない。

 味わいから連想してみます。
 日本酒度は+の3から5程度であり、酸度は1.3から1.4程度。
 グッとくるものはないが、飲んでいて安心できるバランスだ。


 ああ、これは典型的なブレンド酒。
 同じ精米歩合で、使用酵母の違ったお酒同士のブレンド。
 酵母のブレンドではなくって、お酒のブレンドである。


 そうかあ、そうかあ、と納得しながら、
 今はなき、忠正に思いを馳せているのであります。

 忠正の最後の大吟醸はブレンド酒であったのですね。

 1年冷蔵熟成されていることが、どっしりとした落ち着きと、
 大物であるダイナミックさが現れています。

 飲み頃ですね。
 気軽におつまみといっしょに晩酌へと流れました。
 バランスが良いと、おつまみともあわせやすいです。
絶滅危惧酒:忠正大吟醸
 トマトとホタテと大根サラダ。

絶滅危惧酒:忠正大吟醸
 イカとアスパラとタマネギの酢味噌。

絶滅危惧酒:忠正大吟醸
 でんでん太鼓。

 これだけでも飲食店で払うとなると、相当な金額でしょうね。
 大吟醸は高いですからねえ。
 私など、家で飲むのが精一杯ですよ。


タグ :忠正きき酒

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Posted by 丸河屋酒店 at 20:37│Comments(0)日本酒
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