2009年03月25日
キリン一番搾り飲み比べ1
キリンの一番搾りが麦芽100%になりました。
新しいラインナップかと思っていたものですから、
完全にモルトに移行となるには、嘘だろうと信じられなかったです。
でも、バーコードを見て納得。
同じ番号ですから、完全にリニューアルです。
缶の外見はちょっと白っぽくなっております。
似ていますね。
気がつきにくいです。
これも戦略のうちです。
原材料を比べます。左が旧で右が新です。
麦芽100%になったことと、アルコール度が0.5度下がりました。
その数値から栄養成分量も変わりました。
栄養成分表からは、アルコール度数を落としたことにより、
薄まったことがうかがわれます。
デザインが黄金色が減り、白っぽさを強調されていますが、
その他にも面白いことを見つけました。
英語で書かれている説明文。
新しい一番搾りは次の一文字だけを消された以外はいっしょ。
impeccable
意味は「欠点のない」であります。
自信に満ち溢れていたので、この言葉を使っていたとしたら、
新しい一番搾りはまだ自信がないのでしょうか?
自信を得た時に、あらたに加える言葉なのでしょうか?
別にそんなことは深い意味はありませんが、念のため。
では肝心な内容についてです。
色合いはほとんど変わりませんが、わずかに従来の方が濃い。
その差はないとも言えます。
麦芽の焙煎具合です。
泡も同等。
香りは違っています。
飲用温度によって、感じられる香りが違いますので、
一回だけのきき酒では決めかねますが、
従来はオレンジっぽい果実香があり、
新しい方はレモンやグレープフルーツの果実香があります。
ビールは麦芽から出来ているのだなあと思わせる香りは、
新しい方によく見られました。
香りは従来の方が複雑でフルーティーで強いです。
口に含みます。
従来の方がグッと力強いです。
これはアルコール度の違いからだと思われます。
新しい方はシャープで締まりのある辛口です。
キレに神経を使って製造されたことがよくわかります。
麦芽だけでコクを出し、キレが悪ければ、杯数が進みません。
後味、余韻に製造者の心が読み取れます。
現段階では、新しい麦芽100%の一番搾りは、麦芽の風味を
生かした切れの良いモルツ。
モルツ系の新しいタイプを目指していると言えましょう。
麦芽のコクは隠し味的に作用しています。
新しい一番搾りに馴染みますと、これまでの辛口は薄味に思えそうです。
逆に現在のビールのラインナップをすべてきき酒した場合。
中途半端な印象に残らない結果となる可能性もあります。
一番搾りを麦芽100%にした、この味の決定のリスクがあるわけです。
飲み手を満足させると同時に、ライバルとの関係も視野にいれた
不気味とも思える戦略の上に立った商品です。
風呂上りにこんな具合で飲んでいます。
つまみは枝豆とタラ。
丸河屋酒店の私の横にはお手伝いさんたちがいつもいます。
新しいラインナップかと思っていたものですから、
完全にモルトに移行となるには、嘘だろうと信じられなかったです。
でも、バーコードを見て納得。
同じ番号ですから、完全にリニューアルです。
缶の外見はちょっと白っぽくなっております。
似ていますね。
気がつきにくいです。
これも戦略のうちです。
原材料を比べます。左が旧で右が新です。
麦芽100%になったことと、アルコール度が0.5度下がりました。
その数値から栄養成分量も変わりました。
栄養成分表からは、アルコール度数を落としたことにより、
薄まったことがうかがわれます。
デザインが黄金色が減り、白っぽさを強調されていますが、
その他にも面白いことを見つけました。
英語で書かれている説明文。
新しい一番搾りは次の一文字だけを消された以外はいっしょ。
impeccable
意味は「欠点のない」であります。
自信に満ち溢れていたので、この言葉を使っていたとしたら、
新しい一番搾りはまだ自信がないのでしょうか?
自信を得た時に、あらたに加える言葉なのでしょうか?
別にそんなことは深い意味はありませんが、念のため。
では肝心な内容についてです。
色合いはほとんど変わりませんが、わずかに従来の方が濃い。
その差はないとも言えます。
麦芽の焙煎具合です。
泡も同等。
香りは違っています。
飲用温度によって、感じられる香りが違いますので、
一回だけのきき酒では決めかねますが、
従来はオレンジっぽい果実香があり、
新しい方はレモンやグレープフルーツの果実香があります。
ビールは麦芽から出来ているのだなあと思わせる香りは、
新しい方によく見られました。
香りは従来の方が複雑でフルーティーで強いです。
口に含みます。
従来の方がグッと力強いです。
これはアルコール度の違いからだと思われます。
新しい方はシャープで締まりのある辛口です。
キレに神経を使って製造されたことがよくわかります。
麦芽だけでコクを出し、キレが悪ければ、杯数が進みません。
後味、余韻に製造者の心が読み取れます。
現段階では、新しい麦芽100%の一番搾りは、麦芽の風味を
生かした切れの良いモルツ。
モルツ系の新しいタイプを目指していると言えましょう。
麦芽のコクは隠し味的に作用しています。
新しい一番搾りに馴染みますと、これまでの辛口は薄味に思えそうです。
逆に現在のビールのラインナップをすべてきき酒した場合。
中途半端な印象に残らない結果となる可能性もあります。
一番搾りを麦芽100%にした、この味の決定のリスクがあるわけです。
飲み手を満足させると同時に、ライバルとの関係も視野にいれた
不気味とも思える戦略の上に立った商品です。
風呂上りにこんな具合で飲んでいます。
つまみは枝豆とタラ。
丸河屋酒店の私の横にはお手伝いさんたちがいつもいます。
Posted by 丸河屋酒店 at 10:01│Comments(0)
│ビール