2012年05月04日

酒小売業利益の実態@国税庁より

 国税庁が行った酒小売業の実態調査。

 その結果、一般酒販店の年間税引き前の純利益は平均で81万円。

 一ヶ月の利益が7万円以下。

 となると給料・所得は、それよりも下の場合もあり。


 借金がなく、酒販店をやめれる人はやめ、やめられない人が残っているのか。

 この数字からも実質、酒屋はその形態からも姿を消していく。

 新聞にも載る消費者動向で、酒を買う選択肢の中での酒販店は、
スーパー、コンビニ、ホームセンターに遠く及ばない。

 友達も、町内会も子供会からも相手にされないと同音異口。


 お酒が好き、だから酒販店が好き、のタイプは他の収入源を見つけなければならない。


 じゃあ、おまえんとこ、丸河屋はどうか? と気になることでしょう。


 全国平均よりもちょっとだけ上。
 正直、みんな(酒販店)と同じくらいでほっとしています。
 そして所得税も払っています。

 80数万円の所得でどうして食っていけるか?

 それは朝3時に起きて仕事を開始、夜はなんだかんだで23時ころ。
 お小遣いは床屋代のみの数千円。

 とにかく働く、働く、働く、で一日が終る。

 踏まれ蹴られ、仏顔。

 寝る前のほんの一瞬の一杯でリセット。
 朝までってほんの3秒かな。

 これでも幸せ。

 だって酒がある、酒屋だから。


 ということもあるんですが、生活のため、
売る内容もよ~く利益を重視しなくてはいけない。

 仕入れ先である造り手や買っていただく飲み手のことばかりでなく、
自分自身の売り手のことも考えなくては。


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Posted by 丸河屋酒店 at 20:30│Comments(0)業界裏話
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