2009年02月05日

満寿一14年古酒開封

 開運の14年古酒に引き続き、満寿一の14年古酒も開封。

 これは私が個人的に飲むのではありませんよ。
 私の分まであれば、味見します。もち。

 これは開運と同じように、お酒の教材であります。
 日本酒ナビゲーター通信講座とSBS学苑パルシェの日本酒講座です。

 高温にならない常温熟成。
 光もシャットアウトして、さらに新聞紙でぐるぐる巻き。
満寿一14年古酒開封満寿一14年古酒開封

 中身は今では製造販売されていない「満寿一 しぼりたて」生酒の原酒であります。

満寿一14年古酒開封
 開運にあったおりは、満寿一にはありませんでした。

 現在もしぼりたて生酒はありますが、原料米とアルコール度が違います。
 14年古酒は美山錦でアルコール度は19度から20度。
 平成20年は山田錦と五百万石でアルコール度は15度から16度です。
 違っていたらごめんないさい。

 満寿一のしぼりたて生酒はSBS学苑の静岡県本醸造鑑評会において、
 目下のところ、平成19年、20年と2年連続一位受賞中であります。

 14年前の満寿一しぼりたても豊潤な香りとまろやかさがとっても美味しかったです。

 ラベルには次のように書かれています。

 厳寒の酒造りのさなかに
 生まれたしぼったままの
 原酒にて酒造の味とも
 いうべく芳醇な香り

 新鮮でとろりとした
 舌ざわりと味は頗る
 美味しき寒中のみ
 味わえる「生酒」なり

 生酒なので開封後はお早くお召しあがりくださいとも書かれています。

 本来はこのような生酒のフレッシュさを楽しみねべきところであり、
 熟成させるなんて、もってのほかかもしれません。

 でも、熟成してみなければ、わからないですね。
 自己責任でそうするのは、かまわないことでしょう。

 私は14年前は製造現場にいました。
 その頃の自分として、当時のお酒をいつか将来飲んでみたい。
 このままの形を残したい。
 そんな願いがあり、熟成を試みたのであります。

 それが教材として役に立つ。

 しかも、悪い見本ではなく、立派な作品としてであります。

 日本酒ってすごいですね。

 我々日本人の財産であります。

 何はともあれ、日本酒、日本の食文化に感謝であります。



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Posted by 丸河屋酒店 at 17:01│Comments(2)日本酒
この記事へのコメント
日本酒の熟成は未知数ですね。自己責任において熟成。磯自慢の生原酒。
吟醸を飲み比べました。新酒⇒1年⇒2年と。安定した冷蔵庫の保管ですが、やはり味わいは違いますね。ちなみに、磯自慢はフレッシュな味わいが一番よかったです。熟成だと、美味しいお酒って感じになってしまいました。感動する熟成酒って確かにありますね。
Posted by moto1976moto1976 at 2009年02月07日 06:31
 motoさんへ、

 コメントありがとうございます。

 何事にも向き不向きってありますよね。

 長期熟成清酒研究会・勉強グループってのがあって、
 もう30年くらいでしょうか、勉強しています。

 世界中ではワインやシェリーの熟成酒が有名で、
 建物を建て直すときに、地下から見つかります。
 たいていは230年くらい前のものです。
 
 日本酒で古いものでは、200年以上前のものが1本
 長野県内にあり、テレビで公開開封されたことがあります。

 静岡の酒文化も将来的に、こういうこともあってほしいなあ。
 美味しさも追い続けると同時に、やめないで酒つくりをしてほしいですよね。

 どうぞ日本酒を酒販店で購入して味わい続けてくださいね。
Posted by 丸河屋 at 2009年02月07日 09:18
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満寿一14年古酒開封
    コメント(2)