2008年11月12日
日本盛はよいお酒、吟醸
江戸時代から上級酒として君臨してきた灘酒。天下の灘校を灘の酒造会社で作ったくらいですから、その存在の大きさがうかがえます。
しかし、平成の今となっては灘酒の名声は、声高く聞こえる・・・そんな感じではありませんね。
以前灘酒は上級酒というプライドから2級酒は発売しませんでした。2級という税の安さをも使った吟醸酒がブームとなりました。その火付け役が宮城の一ノ蔵などの全国の地酒たち。
昭和の時代の地酒専門店らが、全国の隠れた地酒を発掘するという販売スタイルを取り、酒専門店は地酒崇高が当たり前となっています。
実際に大手の蔵元のお酒はスーパーや量販店に置かれ、専門性のあるお店では見かけなくなりました。
では、灘・伏見の大手の蔵元のお酒はどうなのであろうか?
それには銘柄に関係なく、飲んで検証する必要があります。
酒販店は自分の売りたいお酒を売る努力をしています。飲み手は自分の経験によって、良し悪しを判断しています。
こうなりますと、いわゆる酒通や地酒専門店において、灘・伏見のお酒について詳しい方はあまりいないことになります。大手の名前を聞いただけで、NOと答える人が多いです。
さて、それは各自の酒人生ですから、その人なりでありましょう。
私の尊敬するお酒の神様「坂口謹一郎博士」は決して、お酒を差別することなく、悪口を言うことなく、こよなくお酒を愛していらっしゃいました。
そのような大きな心で大きな視野で見ることは、なかなか難しいものであります。酒販店は商売をしていますから、おのずとその守備範囲が決まってきます。全国中のお酒を愛せども、それらすべてを扱って売ることはできません。
私も一人の商売人ですから、売るためのお酒のおすすめをしています。お酒を販売することで、消費者をはじめとして、みんなが幸せになれば、それが本望であります。
しかし、一人の商売人を離れて、一人のきき酒師としてお酒を見極めることも重要であります。
そこで灘にあります日本盛の吟醸を飲んでみることにしました。日本盛は灘では風雲児であります、いずれの蔵も1級でしか売らなかったご時世に、一番最初に2級を売り出したのが、この日本盛でありました。
今日飲んでみる日本盛吟醸しぼりたてはどんなお酒でありましょう。

グイグイッといってみます。吟醸酒でしぼりたてとあります。まずは冷蔵庫から取り出し、冷やで飲んでみます。
香りは冷えていることもあって、ほとんどおとなしいです。グラスを持つ手から冷たさが伝わり、瑞々しい清涼感を感じます。
口に含みますと、手から放たれた蝶のように、軽やかさと清純さが広がります。
香りはどことなくフルーティー、どことなく米を感じます。このどことなくから食前酒よりは食中酒に向いているといえましょう。
味わいも軽いですね。複雑さもなく、ひたすらおとなしい。しかし力強さがあります。おとなしくても芯がある。しっかりしていますよ。しっかりと骨があるのは、水から来ているのでしょうね。灘は日本の中では硬水に入ります。男っぽいです。
アルコール度は14度台。一般的な15度台から1度落とすところが、これまた食中酒を意識しているのでしょう。
後味に若干の苦味があります。グレープフルーツやレモンのような苦味です。これも食事との相性の良さを演出し、味覚的には飲み飽きしない作用があります。
このようなタイプは地酒ではあんまりないです。近いのはありますが、決定的な違いがあります。
それは軽やかな男らしい力強さです。味が強い、って感じのお酒は多いですが、軽やかさを兼ねている強さはほとんど見当たりませんね。
マグロの赤身の刺身といただきましたが、まるで刺身のツマであるダイコンの役目もしてくれました。
マグロの赤身+わさび醤油+日本盛吟醸しぼりたて=
幸せ
日本盛吟醸しぼりたては脇役のすごい芸人でありますよ。720mlで1,000円であります。
しかし、平成の今となっては灘酒の名声は、声高く聞こえる・・・そんな感じではありませんね。
以前灘酒は上級酒というプライドから2級酒は発売しませんでした。2級という税の安さをも使った吟醸酒がブームとなりました。その火付け役が宮城の一ノ蔵などの全国の地酒たち。
昭和の時代の地酒専門店らが、全国の隠れた地酒を発掘するという販売スタイルを取り、酒専門店は地酒崇高が当たり前となっています。
実際に大手の蔵元のお酒はスーパーや量販店に置かれ、専門性のあるお店では見かけなくなりました。
では、灘・伏見の大手の蔵元のお酒はどうなのであろうか?
それには銘柄に関係なく、飲んで検証する必要があります。
酒販店は自分の売りたいお酒を売る努力をしています。飲み手は自分の経験によって、良し悪しを判断しています。
こうなりますと、いわゆる酒通や地酒専門店において、灘・伏見のお酒について詳しい方はあまりいないことになります。大手の名前を聞いただけで、NOと答える人が多いです。
さて、それは各自の酒人生ですから、その人なりでありましょう。
私の尊敬するお酒の神様「坂口謹一郎博士」は決して、お酒を差別することなく、悪口を言うことなく、こよなくお酒を愛していらっしゃいました。
そのような大きな心で大きな視野で見ることは、なかなか難しいものであります。酒販店は商売をしていますから、おのずとその守備範囲が決まってきます。全国中のお酒を愛せども、それらすべてを扱って売ることはできません。
私も一人の商売人ですから、売るためのお酒のおすすめをしています。お酒を販売することで、消費者をはじめとして、みんなが幸せになれば、それが本望であります。
しかし、一人の商売人を離れて、一人のきき酒師としてお酒を見極めることも重要であります。
そこで灘にあります日本盛の吟醸を飲んでみることにしました。日本盛は灘では風雲児であります、いずれの蔵も1級でしか売らなかったご時世に、一番最初に2級を売り出したのが、この日本盛でありました。
今日飲んでみる日本盛吟醸しぼりたてはどんなお酒でありましょう。
グイグイッといってみます。吟醸酒でしぼりたてとあります。まずは冷蔵庫から取り出し、冷やで飲んでみます。
香りは冷えていることもあって、ほとんどおとなしいです。グラスを持つ手から冷たさが伝わり、瑞々しい清涼感を感じます。
口に含みますと、手から放たれた蝶のように、軽やかさと清純さが広がります。
香りはどことなくフルーティー、どことなく米を感じます。このどことなくから食前酒よりは食中酒に向いているといえましょう。
味わいも軽いですね。複雑さもなく、ひたすらおとなしい。しかし力強さがあります。おとなしくても芯がある。しっかりしていますよ。しっかりと骨があるのは、水から来ているのでしょうね。灘は日本の中では硬水に入ります。男っぽいです。
アルコール度は14度台。一般的な15度台から1度落とすところが、これまた食中酒を意識しているのでしょう。
後味に若干の苦味があります。グレープフルーツやレモンのような苦味です。これも食事との相性の良さを演出し、味覚的には飲み飽きしない作用があります。
このようなタイプは地酒ではあんまりないです。近いのはありますが、決定的な違いがあります。
それは軽やかな男らしい力強さです。味が強い、って感じのお酒は多いですが、軽やかさを兼ねている強さはほとんど見当たりませんね。
マグロの赤身の刺身といただきましたが、まるで刺身のツマであるダイコンの役目もしてくれました。
マグロの赤身+わさび醤油+日本盛吟醸しぼりたて=

日本盛吟醸しぼりたては脇役のすごい芸人でありますよ。720mlで1,000円であります。
Posted by 丸河屋酒店 at 20:09│Comments(2)
│日本酒
この記事へのコメント
勉強になりました。
お酒って奥が深いですね。
安くて美味しいお酒が僕にとっては良いお酒です。笑
お酒って奥が深いですね。
安くて美味しいお酒が僕にとっては良いお酒です。笑
Posted by moto1976 at 2008年12月19日 19:58
ある程度の金額で自分にあった定番酒を持つ。
そういう基準ってあると、お酒選びが楽で楽しいでしょう。
自分にとって、美味しいお酒がたくさんあるほど、きっと幸せですよね。
そういう基準ってあると、お酒選びが楽で楽しいでしょう。
自分にとって、美味しいお酒がたくさんあるほど、きっと幸せですよね。
Posted by 喜び一杯 at 2008年12月20日 08:52