2009年09月08日
うなぎの白焼きと白ワインの相性
うなぎの白焼きと赤ワイン相性はやってありましたが、
うなぎの白焼きと白ワインの相性はまだでした。
ピノノワールとの相性がよく、
それで終結と思っていたのでありますが、
どうにも腑に落ちずにいました。
うなぎの白焼きにあう白ワインを考える前に、
うなぎの白焼きにあいそうもない白ワインを考えます。
それは酸味が多い白ワインでしょう。
酸味が浮くことは容易に想像できます。
そこで次の2本を選びました。
1.日本代表・・・品種=甲州
商品=ルバイヤート甲州シュールリー
理由:うなぎの白焼きですから、日本のワインを選びたいです。
世界に誇れる甲州産ワインの辛口です。
ほどよい酸味があります。
2.世界代表・・・品種=マカベロ
商品=モンテマヨール
理由:酸味が多くなく、味わいが豊かである。
スペインのマカベロから造った辛口です。
さて、準備ができましたから、相性研究をはじめます。
1.日本代表・・・品種=甲州
ルバイヤート甲州シュールリーとうなぎの白焼きをあわせます。
お互いが馴染むほどにうまくかみ合いませんが、悪くもありません。
出会って、二言三言の挨拶をかわした程度のようであります。
相性は平行の○。
うなぎの白焼き + ルバイヤート甲州シュールリー = ○
わさびもつけますから、まずはワインとわさびの関係をみます。
ルバイヤート甲州シュールリーの完成度が高いのでしょうか、
わさびを受け入れてくれません。
わさびが寂しげに浮いています。
ルバイヤート甲州シュールリー + わさび = △
うなぎの白焼きにわさびをつけてワインとあわせます。
わさびのさっぱり効果とワインのリセット効果はありますが、
全体として一つにはならずに、向かい合ってしまっているようです。
うなぎの白焼きはワインともわさびとも相性が悪くはないので、
仲を取り持つ役目をしています。
うなぎの白焼き + わさび = ◎
うなぎの白焼き + ルバイヤート甲州シュールリー = ○
でも、主役であるうなぎの白焼きが仲を取り持つ役目ではおかしいですよね。
うなぎの白焼き + わさび + ルバイヤート甲州シュールリー = △
2.世界代表・・・品種=マカベロ
続きましては酸味が多くないスペインのマカベロから造られたワインです。
辛口白ワインの品種としてよくあるのが、シャルドネですね。
甘口白ワインの品種としてよくあるのが、リースリング。
マカベロって知名度薄いでしょう。
スペインでは3大白ワイン用品種であります。
世界的に見れば、甲州産の数百倍以上の生産量かもしれません。
確かな量はわかりませんが、世界的には重要な品種です。
うなぎの白焼きとあわせます。
特出した香りや酸味がないワインですから、
ワインの旨味とうなぎの旨味が強調されてきます。
この旨味同士がボーカルで、その他の甘味ですとか、酸味、苦味、
などは後ろでコーラスをとってくれているかのようです。
この組み合わせは気持ちよいですね。
うなぎの白焼き + モンテマヨール = ◎
わさびとワインの相性もみます。
わさびとワインとがあいますと、マヨネーズのような新しい味わいが生まれました。
これは大発見。
うれしいものです。
これだから、お酒とお料理の相性研究はやめれません。
モンテマヨール + わさび = ◎
こうなってきますと、うなぎにわさびをつけてワインとあわせることに期待が高まります。
想像通りに、うなぎとわさびとワインが共鳴しました。
これら3つが手を取り合って、輪を作ってにこにこしているようであります。
口の中で3つが笑顔ですから、食べている私も笑顔にならざるを得ませんね。
うなぎの白焼き + わさび + モンテマヨール = ◎
このような相性結果となりました。
うなぎの白焼きにはマカベロから造ったモンテマヨールがあいましたが、
このワインだけが絶対的にあう。
また、マカベロから造ったワインだけがうなぎの白焼きにあうのではありません。
酸味が豊かでない、おとなしめなバランスのよいワインだったらあうと思います。
!今日の格言!
うなぎの白焼きに白ワインをあわせるのならば、
甘くもなく、酸っぱくもなく、
味わい豊かなおとなしい白ワインを選ぼう。
一歩引いて着いていく、そんなタイプ。
そんな風に相手を立てるタイプだよ。
ただし、あわせるときの注意点があります。
白ワインは爽快さも持ち味です。
そのために、冷蔵庫から出した直後の冷たい状態で飲むことが多いですね。
しかし、うなぎの白焼きは冷たくしては食べません。
常温よりは高めです。
冷たい白ワインと温かめのお料理とあわせますと、
ワインの旨味がよく感じられずに、ただただ苦くなることがあります。
ワインは10度~室温以下になったときがいいと思います。
うなぎの白焼きと白ワインの相性はまだでした。
ピノノワールとの相性がよく、
それで終結と思っていたのでありますが、
どうにも腑に落ちずにいました。
うなぎの白焼きにあう白ワインを考える前に、
うなぎの白焼きにあいそうもない白ワインを考えます。
それは酸味が多い白ワインでしょう。
酸味が浮くことは容易に想像できます。
そこで次の2本を選びました。
1.日本代表・・・品種=甲州
商品=ルバイヤート甲州シュールリー
理由:うなぎの白焼きですから、日本のワインを選びたいです。
世界に誇れる甲州産ワインの辛口です。
ほどよい酸味があります。
2.世界代表・・・品種=マカベロ
商品=モンテマヨール
理由:酸味が多くなく、味わいが豊かである。
スペインのマカベロから造った辛口です。
さて、準備ができましたから、相性研究をはじめます。
1.日本代表・・・品種=甲州
ルバイヤート甲州シュールリーとうなぎの白焼きをあわせます。
お互いが馴染むほどにうまくかみ合いませんが、悪くもありません。
出会って、二言三言の挨拶をかわした程度のようであります。
相性は平行の○。
うなぎの白焼き + ルバイヤート甲州シュールリー = ○
わさびもつけますから、まずはワインとわさびの関係をみます。
ルバイヤート甲州シュールリーの完成度が高いのでしょうか、
わさびを受け入れてくれません。
わさびが寂しげに浮いています。
ルバイヤート甲州シュールリー + わさび = △
うなぎの白焼きにわさびをつけてワインとあわせます。
わさびのさっぱり効果とワインのリセット効果はありますが、
全体として一つにはならずに、向かい合ってしまっているようです。
うなぎの白焼きはワインともわさびとも相性が悪くはないので、
仲を取り持つ役目をしています。
うなぎの白焼き + わさび = ◎
うなぎの白焼き + ルバイヤート甲州シュールリー = ○
でも、主役であるうなぎの白焼きが仲を取り持つ役目ではおかしいですよね。
うなぎの白焼き + わさび + ルバイヤート甲州シュールリー = △
2.世界代表・・・品種=マカベロ
続きましては酸味が多くないスペインのマカベロから造られたワインです。
辛口白ワインの品種としてよくあるのが、シャルドネですね。
甘口白ワインの品種としてよくあるのが、リースリング。
マカベロって知名度薄いでしょう。
スペインでは3大白ワイン用品種であります。
世界的に見れば、甲州産の数百倍以上の生産量かもしれません。
確かな量はわかりませんが、世界的には重要な品種です。
うなぎの白焼きとあわせます。
特出した香りや酸味がないワインですから、
ワインの旨味とうなぎの旨味が強調されてきます。
この旨味同士がボーカルで、その他の甘味ですとか、酸味、苦味、
などは後ろでコーラスをとってくれているかのようです。
この組み合わせは気持ちよいですね。
うなぎの白焼き + モンテマヨール = ◎
わさびとワインの相性もみます。
わさびとワインとがあいますと、マヨネーズのような新しい味わいが生まれました。
これは大発見。
うれしいものです。
これだから、お酒とお料理の相性研究はやめれません。
モンテマヨール + わさび = ◎
こうなってきますと、うなぎにわさびをつけてワインとあわせることに期待が高まります。
想像通りに、うなぎとわさびとワインが共鳴しました。
これら3つが手を取り合って、輪を作ってにこにこしているようであります。
口の中で3つが笑顔ですから、食べている私も笑顔にならざるを得ませんね。
うなぎの白焼き + わさび + モンテマヨール = ◎
このような相性結果となりました。
うなぎの白焼きにはマカベロから造ったモンテマヨールがあいましたが、
このワインだけが絶対的にあう。
また、マカベロから造ったワインだけがうなぎの白焼きにあうのではありません。
酸味が豊かでない、おとなしめなバランスのよいワインだったらあうと思います。
!今日の格言!
うなぎの白焼きに白ワインをあわせるのならば、
甘くもなく、酸っぱくもなく、
味わい豊かなおとなしい白ワインを選ぼう。
一歩引いて着いていく、そんなタイプ。
そんな風に相手を立てるタイプだよ。
ただし、あわせるときの注意点があります。
白ワインは爽快さも持ち味です。
そのために、冷蔵庫から出した直後の冷たい状態で飲むことが多いですね。
しかし、うなぎの白焼きは冷たくしては食べません。
常温よりは高めです。
冷たい白ワインと温かめのお料理とあわせますと、
ワインの旨味がよく感じられずに、ただただ苦くなることがあります。
ワインは10度~室温以下になったときがいいと思います。
Posted by 丸河屋酒店 at 20:30│Comments(0)
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