2009年04月12日

安部の舟山探検

 安部川に小島が浮かんでいます。

 舟山です。

 ここはよく小さい頃には遊んでいました。
 泳いだりもしていました。

 長男にあの山に探検に行こうぜと誘い。
 いざ出発。

 東側の田町からだと川の流れがあるから、安西橋を渡って山崎側から向かいました。

 舟山の周囲には水が流れているために、どうしても一度は水に入らねばなりません。
 私が靴を脱ぎ、はだしで子供を背負って川を渡りました。

 舟山をどうやって攻略しようか。
 周囲を見回して、南東側に道を見つけました。

 20メートルほど歩いて頂上へ到着。

 元舟山神社跡と石塔が立っていました。
 お祈りして記念写真を撮りました。

 ここには舟山神社だけでなく、舟山太郎さんの墓もありました。
 私の小さい頃はあった気がしています。

 どこに行ってしまったのか?
 歴史家に聞いたところ、新通りの善然寺に移されたとの事です。


 舟山の高さは10メートルくらいしかありませんので、景色はそれほどではないですが、
 静岡市街地は見えます。

 下山して、川を5本裸足で渡って、田町の丸河屋酒店まで帰ってきました。


 舟山から数百メートル離れた藁科川の真ん中には木枯らしの森が浮かんでいます。
 舟山と別れ離れになってしまって、寂しいので木枯らしの音を立てている。
 これは昭和の作り話。
 木枯らしの森は万葉集にも幾度となく出てきます。

 舟山は江戸時代は安部の松山と言われていたそうです。

 舟山も木枯らしの森も昔は西側の陸地とつながっていたそうです。
 水が土砂を流して、島のように孤立しています。

 この辺りの静岡市民にとっては、懐かしい舟山と木枯らしの森です。  


Posted by 丸河屋酒店 at 18:50Comments(0)家族