2009年07月14日

静岡 丸河屋 「ただいま」NO.189

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 ”酒縁に感謝 ” 静岡 丸河屋 「ただいま」NO.189 2009/7/14

       酒の数ほど浪漫が、盃の数ほど夢がある。

   こんにちはっ! 悦びの酒伝道師 丸河屋の河原崎吉博です。

  お酒について、知れば知るほど愛が深まり、幸せになるメルマガです。
 
            日本酒の誕生
      
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◆今回の内容
■A.担当者便り
■B.あなたも今夜から日本酒フリーク!10分でわかる楽しくお酒を飲む方法
      その80.「日本酒実技編の22. 日本酒の誕生」
■C.第三回 静岡県本醸造鑑評会結果発表
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■A.担当者便り

 今日みたいに晴れて暑くなりますと梅雨明けかなと思ってしまいます。
 明けそうで、なかなか明けないのが梅雨であります。
 知らない内に明けているのも梅雨です。

 いずれにしても、梅雨明け間近。
 その前にかみなりさんの御訪問もありそうです。
 ゲリラ豪雨にも気をつけましょう。

 今年はまだ冷房を我慢している河原崎吉博はここにいます。
http://www.marukawaya.com/



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 最近飲んだりした中で、思い出せるお酒のリストです。

 北海道ケルナースパークリング    自宅にて
 おたるミュラートゥルガウ一番絞り  自宅にて
 忠正 大吟醸            自宅にて
 鶴齢 純米吟醸           自宅にて


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■B.あなたも今夜から日本酒フリーク!
                10分でわかる楽しくお酒を飲む方法

 その80.「日本酒物知り編の22. 日本酒の誕生」

 リビングプラスさんからの御依頼で毎月執筆しています。
 お酒についてのことですが、自分で考えたオリジナルです。

 日本酒ってどうやって誕生したのか?
 ちょっと考えてみませんか。


 ●「日本酒の誕生は"もったいない"が原点?」●

【日本酒の原点は縄文時代の穀物から】

 日本人は大陸から日本の国土にやってきて、住み着いたと言われています。
 弥生時代から水田の稲作が南から北へ伝わったとされていますが、それ以前の
 縄文時代でも稲作はやっており、水田ではなく、陸稲もあったとされています。

 そして忘れてはいけないのは、米が伝わる前から食物はあったこと。
 メインは雑穀であります。つまり日本人の主食は穀物類。
 その時あった穀物を食べて生きつないできました。


 これは古代の当時のとあるお家の話です。

 親戚・近所の人々が集まって集団生活をしています。
 お家とは言っても、小さな村の原型です。 
 今の飽食の時代の我々と違うのは、明日の食物の保障がなかったことです。
 想像以上に大事にしていたことでしょう。

 村には食物を噛んで食べられない小さな幼児もたくさんいました。
 幼児らは自分の食べたい量だけを食べ、残してはいけないなどの気遣いはできません。

 その時の人類が飢えと戦っていることも幼児には理解できずに、
 ただただ自分のほしい時にほしい分をほしがります。

 こうなりますと、当然大人が用意した食事の量を下回ることもあります。
 あまらせてしまうわけです。


 【日本酒は幼児の食べ残しから誕生した!】

 この時代の幼児たちは何を食べていたか? わかりますか?

 もちろん母乳を飲んでいることもあります。
 集団生活の中では、稚児の数は大人と比べて多かったと想像できます。
 全員の幼児がいつも母乳を飲んでいるとは限りません。

 幼児たちが食べていたのも、大人と同じ主食は雑穀であるわけです。
 しかし、大人のように蒸しただけの穀物は歯がない幼児には硬くて食べられません。

 大人が口に入れて噛み砕いて柔らかくし、それを食べさせていました。
 おかゆとごはんの間のような物です。

 この時代は飢えとの戦い。幼児が残しても捨てるなんてことはしません。
 集めておいて、あとから大人が食べていたことでしょう。
 大人が噛んで柔らかくなった穀物の残飯。
 子供が残してから、比較的にすぐに食べれば、腐りもせずに食べられますが、
 時間が経てば腐りやすくなります。

 ここで分かれ道ができます。ひとつは、悪臭が漂い腐ってしまう。
 もうひとつは、腐っていると思ったけど、何だか美味しそうな匂いになっていて、
 口に入れたら美味しい。

 しかも、美味しい美味しいと思って食べていたら、
 顔も赤くなり、いい気持ちになってきた。
 酔いであります。
 腐敗と醗酵の違いです。ここが日本酒の原型の誕生の瞬間であります。

 食べ残した残飯が美味しい別のもの(酒)になったのであります。
 当時の人たちは、理由はわからないけれど、
 美味しくなった方の残飯が入っている容器に、
 次に出来た残飯を足していったことでしょう。
 それを他の家にも分け与えていった。

 幼児の食べ残した残飯から美味しいもの(酒)が出来るとわかりますと、
 大人はこの美味しいものを欲し、これを得る目的で造り始めます。

 それが「口噛みのお酒」であります。
 「口噛みのお酒」は女性が穀類を噛んで壷などの入れ物に吐き出し、
 自然発酵により生まれてお酒であります。


 【日本酒は飲み物ではなかった!】

 今でこそ日本酒は飲料でありますが、これは米が大量に収穫できるように
 なった江戸時代からであります。

 お酒も大量生産できますから、酒と粕に分けて、液体を酒として、
 酔い楽しみようになりました。

 それまでは、粕を出すことすらもったいない。
 粕にもアルコールは入っているわけです。

 日本酒はおかゆのような食べ物であったわけです。


 このように日本酒は残飯の"もったいない"の精神から生まれた恵みであるわけです。

 お子様をお持ちの親御さんならば、この気持ちも理解されましょう。
 
 ルーツは"もったいない"なのです。

 次号はワインについて考えてみます。


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■C.第三回 静岡県本醸造鑑評会結果

 静岡県内の特別本醸造か本醸造を各蔵1本づつ集めて飲酒審査しました。
 今回で三回目となりました静岡県本醸造鑑評会は、静岡駅ビルにあります
 SBS学苑パルシェの講座の一環として行ないました。

 結果発表します。

 1位:臥龍梅
 2位:初亀
 3位:磯自慢・正雪
 5位:杉錦・君盃
 7位:志太泉・千寿
 9位:万大・萩錦

 サイトにも詳細を載せてあります。
http://www.marukawaya.com/koza/kanpyoykai/honjo2009.html

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 後書き

 血圧低下を目標にスポーツして汗流しています。
 木曜日は午後から水泳。
 1,500メートルくらいは泳いでいます。
 心白数も上がり、心臓と肺には良さそうです。
 重力からも開放されるので、関節や筋肉の痛みはありません。

 プールから帰ってくると、長男を保育園からよんできて、安倍川に連れていきます。


 幼児の野球教室に送っていきます。
 子供が野球をしている間にランニング。
 100メートルダッシュを15本くらいやるか、1,850メートルのタイムを計ります。
 2月にはじめた頃は7分を切れませんでしたが、この頃は6分台になっています。
 秋までには6分30秒が切れればと思っています。

 このような年齢的にはハードな練習をしていますから、体重も減っています。
 汗をかいた後は60キロを切るようになりました。

 血圧と体重は減らして、売り上げをアップ。
 そうなるといいのですが。

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 そんな酒ニュースのサンプルと御登録はこれらからどうぞ。
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 頻度は月に1回から2回程度です。

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紹介する場合は、遠慮なく全文を転送して下さい。
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今回も最後までお読みいただきありがとうございました。
貴重なお時間をすいませんでした。

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静岡 丸河屋    http://www.marukawaya.com
担当 河原崎吉博  sakesuki@marukawaya.com

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Posted by 丸河屋酒店 at 09:40│Comments(2)メールマガジン
この記事へのコメント
お邪魔します。
非常に面白い読み物になっているんですねぇ。読み入ってしまいました。

昨晩は貴重な体験談をありがとうございました。まだまだ机の上の話ですが、少しでも実行できるように努力をしていきたいと思います。

またお話しを伺わせて下さい。
Posted by 晃ちゃん祐ちゃん父さん晃ちゃん祐ちゃん父さん at 2009年07月14日 11:30
 >晃ちゃん祐ちゃん父さん

 昨晩はどうもでした。
 製造元に最小数量に関して問い合わせてあります。

 また、メールか電話しますね。

 みなさん元気があって、きっと成功すると信じています。
Posted by 丸河屋酒店 at 2009年07月14日 13:37
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    コメント(2)