2012年02月04日

「静岡酒、この名役者、この名演技」 第13章

 しずおか地酒研究会の鈴木真弓さんのWEB酒場静岡吟醸伝に寄稿しています。

 「静岡酒、この名役者、この名演技」の第13章です。

 第十三章「歴史に残したい静岡の名酒たち その3.」

 平成の吟醸酒ブームは全国の名酒掘り出しの役目をしました。
 静岡県も地酒の名醸地になるきっかけにもなりました。

 吟醸酒ブームの中で目立っていたのは、もちろん吟醸酒です。
 その影では吟醸酒以外の普通酒や本醸造や純米も、
それなりの話題を持って語られて飲まれていました。

 今回はその中においての普通酒についてのお話です。

 普通酒という言葉自体、わけがわからないことでしょう。
 普通は・・・であります。

 日本酒の普通酒と呼ばれているのは一般酒のことで・・・
そんな言い方をするともっとわからなくなるかも。

 普通酒(一般酒)は特定名称を持たない日本酒のことです。

 特定名称は本醸造とか純米とか、吟醸とか純米大吟醸などの名称。
 これは精米歩合(原料であるお米の磨き具合)や
醸造アルコールの添加の有無により分類されています。

 つまり、簡単に言ってしまえば、あまり磨いていない原料で造り、
醸造アルコールを本醸造よりも多めに入れているタイプであります。

 と、書きますと、あんまり良いイメージではないかもしれません。

 私は普通酒においても肯定派であります。
 支持して飲んでいる方々のことを思うと、
その方々の生活にも関係してくることで、
普通酒を否定することは、普通酒を飲んでいる人をも否定しかねません。

 選択の余地ということからもあった方が幸せ。
 ということもよし。

 一方、造り手側に立ってみますと、普通酒にも力を入れている蔵ってあるのか?

 級別制度が終わり、良い品質へと流れた酒業界。
 普通酒は置いてけぼりになっているとも思われます。

 言葉からして、普通が駄目なら他も駄目。
 お酒を飲まない方からすれば、それも正解かもしれません。

 普通酒を大事に。
 普通酒を飲まれる方を大事に。

 そんな姿勢の蔵元があります。
 その蔵元の普通酒は日本一と呼ばれています。

 酒呑みに対して心ある蔵元であります。

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 日本一の普通酒を造っているのが、藤枝の青島酒造であります。
 喜久醉であります。

 黙って飲めば、普通酒かとはわからないでしょう。

 喜久醉の普通酒は日本一の普通酒。

 普通酒でこのレベルなんです。
 他のお酒だって日本一のクラスであります。

 喜久醉の普通酒、歴史に残したい静岡の名酒であります。


 次号は吟醸酒ブームの影にあった本醸造と純米について書きます。


タグ :喜久醉

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Posted by 丸河屋酒店 at 14:30│Comments(0)講演・講座・執筆
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