2008年11月18日

島とんがらしとお酒の相性

 世の中にはお酒の数も無限に広がりますが、調味料も同様に数が多いです。調味料は食材を美味しく食べるための補助的役割があります。お酒とお料理の間に入って、それぞれを美味しく結んでくれるわけです。
島とんがらしとお酒の相性

 今回は八丈島の島とんがらし醤油とお酒類との相性をみてみます。八丈島に限らず、日本列島の島々では唐辛子の栽培が盛んです。

 しし唐など収穫生が高く、気候に左右されない点が栽培されている理由です。

 島は本土から輸送される荷物(食料を含む)に頼らざることが多く、生活は本土よりも苦しくなります。島の特産品で済ますことができれば安上がりであります。

 唐辛子を醤油につけたり、油につけたりして、数々の調味料が作られるようになりました。





島とんがらしとお酒の相性  島とんがらし醤油とお酒の相性を見るにあたって用意した酒類は、ビール、白ワイン、赤ワイン、日本酒、焼酎、泡盛、ウィスキー、梅酒です。

 それぞれの代表として選んでみました。
 その結果は次のようになりました。



ビール :醤油の香ばしさとビールの香りがあう。余韻は徐々に辛くなるが、食欲をそそる辛さだ。

白ワイン ×:酸っぱく辛い。後に残る香りが、人間としては不快。白ワイン、唐辛子、醤油のそれぞれの悪い点が集まったかのようだ。

赤ワイン :醤油と唐辛子のスパイシーさと赤ワインのスパイシーな香りはあう。味わいも赤ワインが醤油によって、旨味が増幅する。余韻に唐辛子の辛さは残るが、食欲をそそる辛さだ。

日本酒 :吟醸香のない日本酒と醤油は香りがあう。ご飯に醤油をかけても美味しいことと同じ。そのことがこの相性でも言える。日本酒+唐辛子はすごく辛くなるが、醤油が入ることにより、わずかに辛いだけとなる。醤油が日本酒と唐辛子をまとめてくれている。

焼酎 :終始に渡って何も感じないくらいにあっている。意識もなくなるくらいに、ここまであうのも珍しい。余韻も辛さを感じないくらいのリセット効果がある。不思議なくらい相性が良い。

泡盛 :泡盛がとってもとっても美味しく感じる。まるで違った飲み物に変身してしまったかのようだ。余韻も辛さを感じないくらいのリセット効果がある。

ウィスキー :前半は味的にもあうと感じるが、中盤から舌の奥の上にどっしりと重みが乗る。ウィスキーの樽風味が別離された感じだ。余韻の辛さはないほどだが、重い樽風味由来の苦旨味が残る。

梅酒 △~×:梅の酸味が目立ってしまう。辛さが隠れるほどに。


 次はこのような結果を踏まえて、島とんがらし醤油をおつまみに使い、お酒との相性をみてみます。



同じカテゴリー(お酒とお料理の相性研究)の記事画像
お刺身をスパークリングワインとあわせる方法
子供たちによる相性研究
カレーにあうワイン
イルカ食べれますか?
角煮にあう赤ワイン
うなぎの白焼にあう日本酒2
同じカテゴリー(お酒とお料理の相性研究)の記事
 お刺身をスパークリングワインとあわせる方法 (2011-01-30 15:41)
 子供たちによる相性研究 (2010-08-10 20:30)
 カレーにあうワイン (2010-01-14 20:30)
 イルカ食べれますか? (2010-01-08 20:30)
 角煮にあう赤ワイン (2009-10-07 20:30)
 うなぎの白焼にあう日本酒2 (2009-10-05 20:30)

上の画像に書かれている文字を入力して下さい
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。

削除
島とんがらしとお酒の相性
    コメント(0)