2009年11月02日

磯自慢、初亀、十四代@ブローカーより

 またお酒のFAXが来ました。

 ご注文ならいいのですが、ブローカーからであります。
 お酒のブローカーって本業が何かなって思ったりしてます。

 今日の案内は、またまた磯自慢、そして初亀にあの十四代であります。


 前回の磯自慢のラインナップは、

 ・磯自慢 純米大吟醸 酒友 エメラルドボトル
 ・磯自慢 大吟醸 愛山 グラッパボトル
 ・磯自慢 大吟醸 一滴入魂 グリーンボトル


 今回の磯自慢のラインナップは、

 ・磯自慢 純米大吟醸 酒友 エメラルドボトル 3,000円代
 ・磯自慢 純米大吟醸 山田錦 ブルーボトル 5,000円代
 ・磯自慢 大吟醸 一滴入魂 グリーンボトル 3,000円代

 真ん中の1つが変わっていますね。

 価格は前回といっしょ。
 前回は大量の本数でしたが、今回は60数本。

 想像ですが、前回といっしょの小売店が裏ルートに回している。

 磯自慢の次に書いてあるのが、初亀。

 吟醸の1.8Lが2,000円と少々であります。

 それから山形の十四代の純米酒が載っています。
 製造は2009年の9月。
 価格は1万円を越えています。
 定価は2,000円代でしょう。


 これからわかるのは3点。

 ・裏にまわしている酒販店は、磯自慢と初亀からは利益が出ませんが、
  すぐに売れてくれれば、現金化できます。
  昨年同様に仕入れなければ、次の年は希望通りに仕入れが出来ないのかもしれません。

 ・十四代で多額の収益を生んでいる。

 ・十四代と磯自慢と初亀のブランド力の差。
  十四代が圧倒している。
  磯自慢と初亀は、価格から考えるとブランド力はあるのか?
  手に入るか、入らないの環境の差(力)くらいか?


 私の知り合いの観光地の量販店には磯自慢も越の寒梅も並んでいます。
 どこから仕入れたのですかと聞きました。

 あなたも知っている酒販店ですよ。
 越の寒梅だけを売ってくれればいいのだけれど、
 他のお酒も抱き合わせで買ってくれと言うので。

 磯自慢も国○も残念ながら、定価以下で売られていました。
 先輩からは、これが商売なんだなあと、納得させられました。

 いつの時代もお酒の世界って同じことが起こっているようです。
 だた、銘柄だけが変わって。

 こういうことを蔵元も黙認していればいいのでしょうか?

 今度はブローカーにいろんなことを直撃してみようかと思います。


 また、この記事についてのコメントや質問にはお答えできませんのでご承知ください。
磯自慢、初亀、十四代@ブローカーより



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Posted by 丸河屋酒店 at 19:56│Comments(0)業界裏話
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